明治、チーズとバター10品目を8月に最大10%値上げ
明治は8日、生乳の価格上昇を受けて、
市販用のバター4品目とチーズ6品目を8月出荷分から値上げすると発表した。
バターは2012年9月に2品目を値上げして以来だが、
チーズは今年3月に27品目を値上げ(容量削減を含む)したばかり。
チーズ6品目の値上げ幅は7・3%から最大10%に達する。
今回は容量削減ではなく、すべて値上げ方式とした。
「北海道十勝カマンベールチーズ」(100グラム)は
40円高い同440円とする。
6品目のうち「北海道十勝とろけるチーズ使い切り5パック」など
3品目は3月に容量削減をしたばかり。
あとの3品目は3月には価格改定、容量削減ともしていない。
一方、バター4品目の値上げは2・1~3・7%と、チーズに比べると小幅。
このうち「北海道バター」(200グラム)は
税別希望小売価格を8円高い393円に変更した。
同製品など2品目は12年9月にも値上げした製品。
輸入飼料の高騰などで生乳の国内生産量が減少しており、
取引価格が4月から上昇したため今回の値上げを決めたという。
雪印メグミルクも8月からのチーズ値上げを発表、
森永乳業も改定を検討している。